保守的か野心的か

業務系プログラマーが、Web系プログラマーに転職するケースが多くなっています。
しかし、業務の違いを理解していないために失敗するケースが後をたちません。
両者の具体的な違いとは、どのようなものなのでしょうか。

まず業務系の特徴ですが、特定の業界の特殊なコンピューターを使っているケースが多いです。
これに大してWeb系は、全世界で共通に使われているソフトウェア(いわゆるオープン系)のシステムを使っていることがほとんどです。
そのため、業務系のプログラマーが特定の業界に特化していることで得ている特殊な技能は、Web系の業界では通用しないと思った方が良いでしょう。
業務系のプログラマーは自分の所属する業界の将来性をよく考え、もし「この先も永く自社のシステムが保守される」と確信できるなら、ベンチャーマインドでリスクのあるWeb系に転職するメリットはあまりないでしょう。
技術に希少性があり、高給であることが多いためです。

しかし会社の将来が不安でWeb系プログラマーに興味がある場合、転職するなら早ければ早いほどベターです。
なぜなら、Web系の業界で得た経験は、広く他の会社でも通用することが多いためです。
つまり技術が錆びつきにくく、今後の転職を考えてもフットワークが軽くなるので、スタートが早いほど有利になります。
またオープンソースを使うことも多いので、ちょっとしたパッチを提供することで有名なプロジェクトに貢献し、世界に名を売る機会も多くなります。

まとめると、保守的な人は業務系、野心的な人はWeb系がお勧めということになるでしょう。
業務系とWeb系それぞれの仕事内容の詳細やその将来性については、以下のページで知ることができます。
~~~http://types-programmer.com/shigoto-shourai/~~~