転職のデメリット

Web業界に高い人気があることから、Web系プログラマーに転職する業務系プログラマーもいます。

しかし、この転職にはリスクを伴うことには留意しなければなりません。
事業内容に基本的な違いがあり、Web系企業はそれだけに特化していますが、業務系プログラマーを抱える企業では事業に柔軟性があります。
事業の選び方次第で利益を上げられなくなるリスクもある一方、トレンドが変わってしまっても事業方針を変えていくことによって時代に対応しやすいのが一般的なIT企業の特色です。
これに対し、Web系企業の場合にはWeb開発をアウトソーシングする傾向が失われていってしまうと倒産するリスクがあります。
あくまでWebに特化した事業を展開しているため、その周辺に対するノウハウを持っていないことが多いためです。

そのため、業務系プログラマーからWeb系プログラマーへの転職では、当面はWeb系の業務をアウトソーシングする傾向が失われないと予想されるかをよく確認してから決断することが必要になります。
IT業界の変化は著しい勢いで起こるため、Webが使われなくなるリスクすらないわけではありません。
その点も気をつけながら働かなければならないのがWeb系プログラマーのデメリットであり、業務系プログラマーに比べて長期的にみると仕事の安定性がないということにも留意する必要があります。
業務系プログラマーも事業内容が時代に合っていないと職を失う可能性があるので、転職準備を進められるように業界の動向を理解しておくことが肝心です。